peeping box
視覚と聴覚と触覚の喜びのためのBOXアート
2006年〜制作 2007年個展 『12の断片 ~千年紀末の巡礼より』
ギャルリー志門(東京)にて発表
peeping box かくれんぼっくす(全4種)
黒くペイントされたカメラのような箱
手にとって正面のガラスレンズから中を覗くが真っ暗
スイッチを入れると豆電球が灯る
ぼんやりと浮かび上がる箱の中の景色
箱を傾けると鈴の音、そしてなにか転がるものがある
気配はするがしかし捕らえることはできない
いつの間にか、ひとときのかくれんぼを楽しむ
映像作家であるジャンの考えるカメラオブスキュラ = ラテン語で〈暗い部屋〉
覗いている自分が、箱の中にしつらえた仕掛けによって迷路に迷い込んだような奇妙な感覚に陥る 、撮影機の形をした幻灯機のような装置です。